こんばんは、カズオです。
今年の4月にCBTで受験した、第一級陸上特殊無線技士(以下 一陸特)に合格しました。
この試験はCBT以外にも、試験会場で受験することも可能で、今年度は6月、10月、2月に実施される予定でしたが、6月の試験は中止になりましたね。
当初、上記の通常試験を6月に受験しようと思っていましたが、今年は一陸特では無い他の試験でも中止になることを懸念していたため、CBTで受験できるE-ラーニングに切り替えました。
結果的には6月に開催予定だった一陸特の試験が中止になったため、この作戦を取って良かったと思います。
・CBTならどの業者がいいか検討している人
・試験の制度がわかる。
今回は、E-ラーニングで取得した時に私が懸念していたことをまとめていくので、検討されている方のお役に立てれば幸いです。
目次
値段重視でベータテックを選択
一陸特をE-ラーニングで受験出来る業者はベータテック以外にも何社かあります。
合格までのプロセス(自宅学習、選抜試験、本番試験など)において、大差があるように思えなかったため、当時最安だったベータテック社で決めました。
確かに安かったですが、対応に特に不満は無く、むしろ親切な感じで、質問にもレスポンス良く回答してもらえ、不満は全くありません。
ただ、安いとは言え、約5万円ほどかかります。(免許申請の費用含む)
ここで高いと感じられた場合、E-ラーニングは止めておいた方がいいかも知れませんね。
(2020年3月頃にインターネットで検索して、私が調べた結果、最安でしたが、もっと安い業者があった可能性は否定出来ません。)
選抜試験は二陸特の合格者でも受験が必要
実は、第二級陸上特殊無線技士(以下 二陸特)を持っていましたが、選抜試験の受験が必要でした。
選抜試験の受験が免除されるのは下記のような人です。
・電気系の高校や大学を卒業
・特殊無線技士ではない、無線通信士(第三級海上無線通信士は免除対象外)
・無線通信設備の保守業務経験
当初、二陸特があるから選抜試験免除だろうと思っていましたが、そんなことはありません。
ぶっつけ本番ではなく、選抜試験用のE-ラーニングも用意されているため、余裕をもって選抜試験を受験出来たのはありがたかったですね。
難易度は選抜試験をしっかり勉強すれば余裕でした。
二陸特を持っているかどうかは、あまり関係無かったです。
試験の申し込みは習熟度テストの合格後に可能
選抜試験、本番の試験はCBTテストセンターで受験することになります。
理解の習熟度を確認する試験があり、こちらに合格しないと試験の申し込みも出来ません。
当初、日程を早めに確保したかったため、合格前に申し込みの申請を出しましたが、合格してからにしてくださいと事務局より指摘されました。
この習熟度に関する試験は何度も自宅で受験可能なため、頑張りましょう。
試験会場の選択
習熟度の試験に合格後、試験の日程と場所を選択します。
CBTなため、全国から選択可能ですが、最寄りの会場にしておいた方が、受験は楽でしょう。
ただ、私は最寄りの試験会場だと日程が合わなかったため、2番目に近い会場にしました。
複数の日程や場所から受験会場を選べるのも、CBTの利点です。
通常の試験であれば、日時と会場は指定されていますが、自分の都合で選べるのはありがたいですね。
免状の到着
私は今年の4月下旬に受験し、5月下旬に免状発行、6月中旬に手元にベータテック 社より届きました。
合格後、手元に届くまで約1ヶ月半ですね。
申し込み時に支払った費用に免状の申請費用も含まれているため、収入印紙の送付は不要でした。
免状の申請用紙がベータテック社より送られてきたため、写真を同封の上、記入して返送すればOKな点も自分で申し込むよりも楽ですね。
まとめ
選抜試験合格後、6ヶ月以内に法規6時間、無線工学48時間のE-ラーニングを受講する必要があります。
受講後の習熟度テストにも合格する必要があり、選抜試験も含めるとトータルで100時間くらいはかかったと思われます。
時間やコストを考慮すれば、E-ラーニングではなく、通常試験で1発合格狙った方がお得でしょう。
ただ、試験が中止になる可能性が高い最近の情勢を見ると、E-ラーニングで受講し、CBTテストセンターで試験を受けるのも、選択肢としてはアリだと思います。
もちろん、CBTテストセンターが封鎖される可能性もゼロではありませんが。
もし6月の通常試験で計画を立てていたとすると、6月は中止、10月の試験は別の資格試験を受験予定なため先延ばしということで、来年の2月の試験を受験となっていた可能性が高いです。
そのため、この試験の免状が必要な期日や、他の試験との日程調整が必要な方で、費用と時間をかけられる方であれば、E-ラーニングで受験することをお勧めします。
私はE-ラーニングで取得してよかったです。
最後に、ベータテック社は愛知県の会社なため、免状の右下には東海総合通信局長と印字されます。
ここが気になる方も、通常試験で受験するようにして下さい。